【VOL8】値決めは経営なり(メルマガ版財務講座)

読了時間目安:約 3分43秒

「値決めは経営なり」とは決して高く売れば良いという意味ではありません。

値決めこそ経営の本質という意味です。今回はその言葉に含まれる意味の1つである事柄について書かせて頂きました。



今回の内容は、メルマガ版財務講座「実践型!経営者向け財務講座 ~財務に強い経営者が見ている数字のポイント~」で過去に配信した内容を再編集して掲載しています。

メルマガの登録はこちらからお願いします。→http://mail.os7.biz/m/KhOi

このメルマガはシリーズものになっていますので、

【VOL1】起業したら真っ先に見るべき会計の3つの数字

からお読み頂くことをお勧めします。

今回は「値決めは経営なり」です。(編集前のメルマガは2014年06月25日(水)に配信されています)

資料を運ぶ女性

今回のタイトルは、あの京セラの創業者稲森和夫さんの言葉ですね。

今回のタイトルと、販売数量より販売単価を10%アップさせたほうが利益が増えるという前回の内容(【VOL7】どっちが儲かる?販売単価アップと販売数量アップ?)を見て、値段は高くつければ良いんだと勘違いしないようにご注意ください。

なぜ販売単価をアップさせると利益が出るのでしょうか?

まず、販売数量10%アップより販売単価10%アップの方がなぜ利益が出るかについて考えましょう。

答えは簡単ですね。それは販売単価を10%あげても、1個当たりの仕入単価が10%増えるわけではないということです。

逆に販売数量を1個増やすためには、1個大目に仕入れなければいけないため、仕入高が1個分増えるわけです。

結果、その仕入高(=変動費)の分だけ販売数量を増やした場合には、販売単価を増やした場合より利益が減ってしまうので、同じ10%アップでも結果が変わってきます。

ここで大切なことは、変動費の存在と固定費の存在です。
(忘れてしまった方はこちらを確認して下さい→【VOL4】財務に強い経営者の習慣の1つである費用の色分けの仕方

逆に値引きをするとどうなるか?

販売数量が10%減った場合には仕入数量も10%減るため仕入高も減りますが、販売単価を10%減らした場合仕入数量は変わらないため仕入高も変わりません。

結果、販売単価を10%減らす=値引きのほうが利益は減ってしまう結果になります。

これが、安易な値引きはいけないと言われる所以です。

値引きは経営とは高く売れなどという安直なものではありません

しかし、値段は高くつければ良いということであれば、「値決めは経営」などと呼ばれません。

値引きをしたほうが良いケースとしないほうが良いケースはそれぞれあります。
そして、それは数字を1つの判断基準にすることができます。

次回はそれについて解説させて頂きます。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。
もし気に入って頂けましたらメルマガ登録して頂けると嬉しいです。
http://mail.os7.biz/m/KhOi

「メルマガ版財務講」に関する記事一覧はこちら→http://kigyo-jyuku.asia/category/merumaga-zaimu/

このメルマガはシリーズものになっていますので、最初から読みたい方はこちらから。
【VOL1】起業したら真っ先に見るべき会計の3つの数字
最初からお読み頂くことをお勧めしています。

  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事に関連するお勧めの書籍

   お勧めの書籍はありません。

この記事を書いた人

吉田 和矢 Kazuya Yoshida

経営ナビの運営者であり、合同会社Belinkの代表社員。
また、株式会社VARIEの取締役&CFOとYOGAsalonひよこの共同経営者を兼任。
なんだかんだで前職時代を含めると、財務を中心に中小企業のコンサルを丸9年行っており、今年が10年目です。
詳しいプロフィールはこちら→経営ナビの運営者

関連記事

【VOL151】中小企業経営者の退職金制度!小規模企業共済のメリットとは?
【VOL39】事業に必要な運転資金を「月商何ヶ月分」という危険な考え方をしていませんか?
【VOL49】中小企業は貸借対照表の傾向で経営者の経営方針がわかります。
【VOL126】貸借対照表の罠!「資産」と「死産」を見極め健全な経営を。
【VOL88】事業計画は行動計画まで立てるべき3つの理由
【VOL86】利益が増えれば財務体質は良くなるのか?
【VOL83】資金会計理論を活用して事業の本当の財務体質をみましょう
【VOL65】キャッシュフロー計算書と資金繰り表を経営に活かす方法
【VOL119】他社の経営を数字で見るなら総資本経常利益率に注目!業種別平均も公開!
【VOL76】長期の利益計画から考える資金繰りと金融機関との付き合い方
【VOL15】利率だけを比べて借入をしている方は借入の本質を見誤っています。借入の方法(メルマガ版財務講座)
【VOL156】フリーランスが稼がなければいけない収入とそのために必要な6つのスキル
【VOL37】数字で見る経営効率の良い経営状態とは?(メルマガ版財務講座)
【VOL124】マーケティングより大切なビジネスモデルの作り方
【VOL51】貸借対照表は会社の歴史であり未来像である:BS経営の入り口

コメントを残す






スポンサードリンク