果物の販売

商品やサービスを多く売るのと、高く売るのではどちらが儲かるでしょうか?

これを知っておくと値下げをするのとおまけをつけるのとどっちが得なのかが自分で計算できるようになると思います。

営業や販売にも応用できる、財務に強い経営者への第1歩です。

今回の内容は、メルマガ版財務講座「実践型!経営者向け財務講座 ~財務に強い経営者が見ている数字のポイント~」で過去に配信した内容を再編集して掲載しています。

メルマガの登録はこちらからお願いします。→http://mail.os7.biz/m/KhOi

このメルマガはシリーズものになっていますので、

【VOL1】起業したら真っ先に見るべき会計の3つの数字

からお読み頂くことをお勧めします。

今回は「どっちが儲かる?販売単価アップと販売数量アップ?」です。(編集前のメルマガは2014年06月18日(水)に配信されています)

果物の販売

まずは例題で考えてみましょう

今回は販売価格を10%アップさせるのと、販売数量を10%アップさせるのでは、どちらが儲かるかというお話です。

シミュレーションしてみると簡単なお話ですが、例題で見ていきましょう。

例題です。

仕入価格 @20円
売上価格 @100円
販売数量 10,000個
固定費  80万円/月

の会社があるとします。

現状では、

売上高 @100円×10,000個=100万円
仕入高  @20円×10,000個= 20万円

差し引きで粗利益額は80万円ですね。

そして、固定費が80万円ですから、1ヶ月の利益はゼロということになります。

販売単価アップの場合

では、販売単価を10%アップさせたらどうなるか?

販売単価が@100円から@110円になるということです。

売上高 @110円×10,000個=110万円
仕入高 @ 20円×10,000個= 20万円

差し引き粗利益額は90万円です。

固定費は変わらず80万円ですから、1ヶ月の利益は10万円となります。

販売数量をアップした場合

では、販売数量を10%アップさせたらどうなるか?

販売数量が10,000個から11,000個になるということです。

売上高 @100円×11,000個=110万円
仕入高 @ 20園×11,000個= 22万円

差し引き粗利益額は88万円です。

固定費は変わらず80万円ですから、1ヶ月の利益は8万円となります。

つまりどっちが儲かりますか?

販売単価を10%アップした時は10万円の利益、販売数量を10%アップした時は8万円の利益です。

販売単価を10%アップした時のほうが、儲かりましたね。

何故でしょうか?

長くなってきてしまったので、続きは次回とさせて頂きます。

メルマガのご案内

最後までお読みいただきありがとうございます。 もし気に入って頂けましたらメルマガ登録して頂けると嬉しいです。
http://mail.os7.biz/m/KhOi

「メルマガ版財務講」に関する記事一覧はこちら
http://kigyo-jyuku.asia/category/merumaga-zaimu/

このメルマガはシリーズものになっていますので、最初から読みたい方はこちらから。
【VOL1】起業したら真っ先に見るべき会計の3つの数字 最初からお読み頂くことをお勧めしています。

※免責事項

◯わかりやすくするために厳密な法律用語とは若干違うところがあります。

◯内容に関しては万全を期しておりますが、内容を保証するものではありません。 これらに起因して発生するいかなる損失についても補償しかねますので、自己責任での運用をお願い致します。