【VOL58】キャッシュフロー計算書でわかる、絶対に知っておきたい儲かっているのに資金がなくなる3つの理由!

読了時間目安:約 4分33秒

損益計算書では利益が出ているはずなのに、いつも手元にお金がない、そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?その理由と対策法はキャッシュフロー計算書を読み解くとわかります。まずは絶対に知っておきたい3つの要因をしっておきましょう。



今回の内容は、メルマガ版財務講座「実践型!経営者向け財務講座 ~財務に強い経営者が見ている数字のポイント~」で過去に配信した内容を再編集して掲載しています。

メルマガの登録はこちらからお願いします。→http://mail.os7.biz/m/KhOi

このメルマガはシリーズものになっていますので、

【VOL1】起業したら真っ先に見るべき会計の3つの数字

からお読み頂くことをお勧めします。

今回は『キャッシュフロー計算書でわかる、絶対に知っておきたい儲かっているのに資金がなくなる3つの理由!』です。(編集前のメルマガは2015年6月10日(水)に配信されています)

資金不足

借入金などの財務上の問題

損益計算書上では利益がでているのに、お金がなくなる原因はいくつかあります。

まず1つ目は、借入金の返済です。
損益計算書では、借入金は借りただけであり、益(利益)ではないので、収入として損益計算書には認識されません。

逆に返済した時には、損(損失)ではないので、費用として損益計算書には認識されません。

つまり、借入金の増減は損益計算書に反映されないということです。

どんなにお金を借りても利益にならない変わりに、返したときも経費にならないということです。

結果として、損益計算書上でどんなに利益が出ていても、返済がそれ以上にあればお金が手元には残らないということです。

設備や資産への投資が原因

もう一つは資産への投資です。

例えば土地や建物を買ったとき、そのときの経費にはならず、何年かにかけて減価償却費として経費になることはご存知かと思います。

減価償却費についてはこちらから。
【VOL2】減価償却費に代表される会計の罠にひっかからないように気をつけましょう!(メルマガ版財務講座)

つまりその支出したお金=損益計算書上の経費とならないので、損益計算書で利益が出ていてもそれ以上の投資をしてしまうと、手元にお金が残らないということです。

営業上の資金繰りが原因

最後は、売ったけれどまだ回収が出来ていないとか、在庫が増えているなどの運転資金がうまく回っていないことが原因による資金不足です。

売上はたくさん増えていて、損益計算書上利益が出ていたとしても、その売上が回収できておらず、仕入代金を支払っていれば、入金がなく支払が先行する形になるので、手元資金はどんどんなくなっていくということになります。

以上が、「キャッシュフロー計算書でわかる、絶対に知っておきたい儲かっているのに資金がなくなる3つの理由」となります。

原因別に改善策を考えることが大切

損益計算書を見ていれば利益が出ているのに、お金がいつになっても足りないと思っている経営者の方は、キャッシュフロー計算書で原因を把握し、対策を練りましょう。



このシリーズでもキャッシュフロー改善を原因別に解説しますが、まずはキャッシュフロー計算書の仕組みから解説させて頂きます。


最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。
もし気に入って頂けましたらメルマガ登録して頂けると嬉しいです。
http://mail.os7.biz/m/KhOi

「メルマガ版財務講」に関する記事一覧はこちら→http://kigyo-jyuku.asia/category/merumaga-zaimu/

このメルマガはシリーズものになっていますので、最初から読みたい方はこちらから。
【VOL1】起業したら真っ先に見るべき会計の3つの数字
最初からお読み頂くことをお勧めしています。

※免責事項

◯わかりやすくするために厳密な法律用語とは若干違うところがあります。

◯内容に関しては万全を期しておりますが、内容を保証するものではありません。
これらに起因して発生するいかなる損失についても補償しかねますので、自己責任での運用をお願い致します。

  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事に関連するお勧めの書籍

この記事を書いた人

吉田 和矢 Kazuya Yoshida

経営ナビの運営者であり、合同会社Belinkの代表社員。
また、株式会社VARIEの取締役&CFOとYOGAsalonひよこの共同経営者を兼任。
なんだかんだで前職時代を含めると、財務を中心に中小企業のコンサルを丸9年行っており、今年が10年目です。
詳しいプロフィールはこちら→経営ナビの運営者

関連記事

【VOL6】損益分岐点売上高の計算方法を覚え、自在に事業計画を立てましょう!(メルマガ版財務講座)
【VOL20】最低限稼がなければいけない利益を計算してみましょう!長期事業計画の立て方:数値編-利益(メルマガ版財務講座)
【VOL92】得意先別の売上構成比は◯%以下が安全です。
【VOL89】3種類の販売計画を使って事業を成長させましょう!
【VOL56】企業で重要な3つの財務の数字
【VOL49】中小企業は貸借対照表の傾向で経営者の経営方針がわかります。
【VOL95】事業の成果を知るための財務分析に必要な代表的な財務指標と用語の意味
【VOL53】企業の安定度をみるための貸借対照表の数字
【VOL103】借入金の返済が経費にならない理由
【VOL67】上場企業の財務分析:かっぱ寿司の業績
【VOL126】貸借対照表の罠!「資産」と「死産」を見極め健全な経営を。
【VOL14】リスケジュールせずに借入金の返済を減らす方法(メルマガ版財務講座)
【VOL149】ポーターの競争戦略に学ぶ中小企業の差別化:3つの基本戦略
【VOL75】利益計画と資金計画から考える長期的な財務計画の考え方
【VOL107】変動費と原価(製造原価)の違いを理解すると会計が経営に役立ちます!

コメントを残す






スポンサードリンク