【VOL48】貸借対照表とは?BS経営のための貸借対照表の読み方の基礎

読了時間目安:約 5分8秒

貸借対照表経営(BS経営)をするためには、まず貸借対照表の役割を知らなくてはいけません。
損益計算書(PL)、キャッシュフロー計算書(CF)資金繰り表などたくさんの財務諸表がありますが、どれをみれば何がわかるのかを理解できると、財務が経営に役立ちます。



今回の内容は、メルマガ版財務講座「実践型!経営者向け財務講座 ~財務に強い経営者が見ている数字のポイント~」で過去に配信した内容を再編集して掲載しています。

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今回は『貸借対照表とは?BS経営のための貸借対照表の読み方の基礎』です。(編集前のメルマガは2015年4月1日(水)に配信されています)

書類とにらめっこ

貸借対照表経営(BS経営)の入り口、貸借対照表とは?

ここ数年話題の貸借対照表経営、別名BS経営ですが、そもそも貸借対照表とは何かご存知でしょうか?

貸借対照表とは、資産、負債、資本で構成されるもので、資産=借り方と負債+資本=貸し方が同額のイコールになるので、貸借対照表と呼ばれているものです。

なんて専門的な話をしても経営とは全く関係ありませんね。

経営をする上で貸借対照表をどう活用したらいいか?というのが、一番大切なところかと思います。

経営に役立つ貸借対照表の見方

前回のメルマガでは、資産は将来現金になるもの=入金で、負債は将来現金がなくなるもの=出金、資本は元手と利益とお伝えしたと思います。

そしてその中で、将来の入金と出金を管理したいのであれば、資金繰り表のほうが良いというお話をさせて頂きました。
前回のメルマガはこちら→【VOL47】目標貸借対照表の作り方

貸借対照表の役割

では、貸借対照表は何の為にあるのか?

貸借対照表はもう1つ違った見方ができます。

それは資産=お金の運用、つまりお金を会社として何に使っているのかを示している数字、負債=他人からお金の調達、つまりお金をどうやって手に入れたかを示している数字、そして、資本=自分(株主)からの元手と会社自身が稼いだお金、ということになります。

具体的にいえば、銀行からの借入金は、他人からのお金の調達なので、負債になりますね。

貸借対照表の具体例

例えばこんな貸借対照表があったとします。

(資産)
現金預金  300万円
有価証券  200万円
建物   1,000万円
車両    500万円

(負債)
借入金  1,600万円

(資本)
資本金   300万円
利益    100万円

貸借対照表は資金の運用と調達を見る表です

解説すると、全部で2,000万円のお金がありますが、資本金、つまり株主に出資してもらった元手が300万円、今日まで一生懸命稼いできた利益が100万円、そして残りの1,600万円はすべて銀行から借りてきたお金となります。

そして、それを利益をだすためにどう使っているかというと…

これが資産を見るとわかるのです。これが運用ですね。

現金預金として手元においているのが300万円、有価証券の購入にあてたのが200万円、建物に1,000万円、車両に500万円というのが、計2,000万円の使い道です。

いかがでしょうか?

負債を他人からのお金の調達

資本を自分(株主含む)からのお金の調達

資産はその負債や資本で調達したお金の使い道

と考えてみると面白くありませんか?

一度この視点で貸借対照表を見て頂けたらと思います。



次回は貸借対照表の数値指標について説明致します。


最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。
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この記事を書いた人

吉田 和矢 Kazuya Yoshida
経営ナビの運営者であり、合同会社Belinkの代表社員。 また、株式会社VARIEの取締役&CFOとYOGAsalonひよこの共同経営者を兼任。 なんだかんだで前職時代を含めると、財務を中心に中小企業のコンサルを丸9年行っており、今年が10年目です。 詳しいプロフィールはこちら→経営ナビの運営者

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