【VOL40】入金支払サイトから考える資金繰りとは?

読了時間目安:約 4分56秒

前回まで資金繰りを月商や固定費から考える考え方について説明しましたが、今回はもう一つの考え方であるサイトからの資金繰りの考え方について書きました。
貸借対照表をどう見るかにつながる話の入り口にもなりますので、ご興味ある方はぜひご覧下さい。



今回の内容は、メルマガ版財務講座「実践型!経営者向け財務講座 ~財務に強い経営者が見ている数字のポイント~」で過去に配信した内容を再編集して掲載しています。

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今回は『入金支払サイトから考える資金繰りとは?』です。(編集前のメルマガは2015年2月2日(水)に配信されています)

電卓

サイトとは何か?

よく聞く経営におけるサイトとは何でしょうか?

入金サイトとは?

例えば、売掛サイトというのは、売上(一般的には物やサービスを納品または提供した日)から何日後に入金するかということを言います。

通常、売上には〆日といって、1日から末日までといった形で一定期間分をまとめて請求書を出しますので、その〆日から入金される日までを入金サイトとか売掛サイトと言います。

支払サイトとは?

買掛金の場合には、〆日から支払いの日までを支払サイトとか買掛サイトとか呼びます。

またお給料に関しても同じで、普通は従業員の方が1日きたらその日にお給料を払わないですよね?(そういう形態の会社もあるかもしれませんが。)

通常お給料は月末に1日〜末日までを締めて、翌10日に支払いをするとか、20日に前月21日から当月20日までを締めて月末に支払いをするとか、そういうケースが一般的だと思います。

これも支払サイトとの一種ということです。(お給料は仕入れではないので買掛サイトではありません)


サイト負けとは

では、サイト負けとは何か?

例えば入金サイトが60日、支払サイトが30日だとすると…
(メルマガでは入金サイトが90日と書いてありましたが、下記例題が60日サイトの例で作っていたため修正しました)

30日のサイト負けが発生するということになります。

サイト負けで何が起こるか例題で考えてみる

例題で考えて見ると、

商品を買う1個1万円×100個=100万円→支払い30日後

商品を売る1個1.5万円×100個=150万円→入金60日後

わかりやすくするために、この会社にこの取引しかないと仮定しましょう。
会社ですから、毎月利益を稼ぐために商売をしていかなければいけません。
毎月同じ取引が続くとしたら、

1ヶ月目
損益:売上150万円ー仕入れ100万円=利益50万円
資金:入金0円ー支払0円=0円

2ヶ月目
損益:売上150万円ー仕入れ100万円=利益50万円
資金:入金0円ー支払100万円=▲100万円

3ヶ月目
損益:売上150万円ー仕入れ100万円=利益50万円
資金:入金150万円ー支払100万円=+50万円

となります。

サイト負けは資金ショートの原因になる

つまり、運転資金として最低でも100万円、3ヶ月目は入金と支払の日が同じなので、安全のために200万円は必要かもしれません。

これが、サイトという考え方から考える運転資金についてです。

次回は取引量の増減が資金繰りにどんな影響を与えるかを例に、入金支払サイトの大切さについてご説明したいと思います。


最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。
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この記事を書いた人

吉田 和矢 Kazuya Yoshida
経営ナビの運営者であり、合同会社Belinkの代表社員。 また、株式会社VARIEの取締役&CFOとYOGAsalonひよこの共同経営者を兼任。 なんだかんだで前職時代を含めると、財務を中心に中小企業のコンサルを丸9年行っており、今年が10年目です。 詳しいプロフィールはこちら→経営ナビの運営者

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