【VOL101】事業(企業)はなぜ成長し続けなければいけないのか?

読了時間目安:約 8分58秒

「現状維持は衰退だ!」
こんな言葉を聞いたことはないでしょうか?

また、事業や企業を評価する際に成長率という指標を使うことも多々あります。(金融機関の融資審査に使われる格付けでも、成長性に関する項目があります。→金融機関(銀行)の融資審査の最大のポイント、信用格付けを徹底解剖

今回はなぜ事業や企業が成長し続けていかなければいけないのか?についてまとめてみました。



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今回は『事業(企業)はなぜ成長し続けなければいけないのか?』です。(編集前のメルマガは2016年4月6日(水)に配信されています)

現状維持は衰退だ!の本当の意味

どこかで聞いたことがある言葉だと思います。

昔と違って今の時代の流れは早い上に、日本は成長期ではなく衰退期に入って、もうかなりの期間がたっています。

まわりの企業が、企業として衰退しているから衰退期なら良いのですが、まわりの企業は成長期以上に努力をしています。

精一杯の努力をしていて、日本全体を平均していれば衰退しているわけです。

商品、サービス、人財が現在のまま現状維持でいいやなどと考えたら、まわりから取り残され、相対的に衰退することは目に見えています。

なので、結果的に増収増益などの数字として見えるかどうかは別として、成長をし続けていかなければいけないのです。

社員・スタッフを幸せにするため

ここが一番大きな目的かもしれませんが、10人の会社が、いつまでも10人の会社だとしたら、最後に入った1人は、いつまでたっても新人です。

もちろん、年齢や勤務年数に関係なく、実力に応じて昇格や昇給をしていく制度があれば、いつまでたっても新人の仕事しかできないということはありませんが、それでもあくまでも限られた10人の中での競争に過ぎません。

そして、他の人たちも課長から部長に昇格したくても、会社が成長していなければ、部長というポストは増えません。

そんな会社に社員やスタッフが夢を持てるでしょうか?

いつまでたっても後輩も部下もできず、昇格や昇給もしにくい会社、社員のやる気がなくなるのは、目に見えている気がします。

社員のやる気がなくなった会社では、社員が成長していくことは考えられません。

そして、当然お給料も何年勤めてもあがらないということが普通に起こってしまうのです。

多くの中小企業がその状態に陥っていると思いますが…



一方、会社が成長していて、10人から15人、15人から20人、20人から30人と人が増えて行く会社では、部下や後輩ができます。

経験があるかもしれませんが、人は環境によって育ちます。

部下や後輩ができれば、仕事を教える過程で、一番勉強になっているのは、教えている側です。

また、後から入って後輩に負けたくないという願望や、人が増えることにより管理職も必然的に増えていきますから、課長になる、部長になる、という目標が自然とうまれ、人が成長していきます。

そして、企業、事業、人が成長している会社では、働く社員やスタッフを増やすことができるだけでなく、お給料をあげてあげることもできるわけです。

何より、毎年成長している企業で働くことは、社員、スタッフにとって夢が持てます。

5年後も今と同じ毎日が続くことが予想される会社と、5年後には今の倍の規模に成長している会社、どっちの会社が働く気がするかは明白です。

リスクヘッジのためにも成長すべきである

最初に書いた、時代の流れが早いというところと共通しますが、今の時代は1年前まで需要がたくさんあって仕事あった事業が、突然手法ややり方が通じなくなってしまう可能性があります。

例えば、SEO業界、昔は被リンクの数=良質なコンテンツということで、被リンクをたくさん貼るだけの業者が乱立していましたし、それなりに儲かっていました。

しかし、簡単に言えば、Googleの検索システムの変更(正しくは、システム変更ではなく、パンダ、ペンギンアップデートなどのアルゴリズムの変更)により、被リンクを貼ることばかりやっていたSEO業者は消えていきました。

また、少し将来をみれば、クラウド会計である、freeeやマネーフォワードの発達により、記帳代行を中心にやってきた税理士事務所や記帳会社は消えていくでしょう。

タクシーなんかも自動車の自動運転が一般化されたら、運転手は職が無くなる可能性がありますし、自動運転なら飲酒でも運転してよくなれば、タクシー業界自体の売上も激減してしまうのではないでしょうか?

上記の予想は例えばの話なので、必ずしも正しい予想ではないかもしれませんが、予期せぬリスクがそこらじゅうに溢れているのが今という時代です。

そのリスクに備え、可能な限りリスク分散をすることが重要です。

そのためには、本業を成長させ、利益を出すことはもちろん、稼いだ利益を使って何に投資していけば良いか考えられるだけの知識や、それを任せることができる人財が必要です。

ですので、事業規模はもちろんですが、商品・サービスの改良、集客・販売方法の改善、そして人の成長が企業や事業には欠かせないのです。

成長曲線

編集後記

成長は社員やスタッフのためと書きましたが、「最近の若い人たちは出世とか給料とかじゃやる気なんか出さないよ」、と思った方もいるかもしれません。

もちろん全てを否定するつもりはありませんが、いつの時代にも若い人たちは、最近の若い人たちは・・・と言われてきたという事実があります。古くは新人類とか?

つまり、最近の若い人たちは…と言っている時点で、時代についていけてない、または、思考停止状態になっているのです。

もちろん、自分たちの価値観や意識が違う人と働くことは、とても難しいと思いますが、これから成長をしようとしたら、若い人を雇っていかなければいけません。

最近の若い人は・・・というのではなく、どうしたら彼らの働くモチベーションがあがるかを考えていくことをお勧めします。

話が横道にそれましたが、会社や事業が成長するために必要なことはそれほど多くありません。

①商品力・サービス力
②営業力・販売力・集客力
③マーケティング力
④マネジメント力
⑤財務力

の5つです。

財務については、このメルマガ、過去100回分でかなり解説をしてきましたので、参考にしていただければと思います。

それ以外のものについても中小企業の経営に少しでもお役に立つために発信していかなければいけないと決心しました。

私はコンサル業をやっていますが、自分の会社を経営しているのはもちろん、他に映像制作の会社の経営、YOGAスタジオの運営もしており、常にプレイヤーでいます。

どこそこの雇われコンサルや、雇われ士業のように、一度も自分で経営したことがない人よりは、少しだけ経営のこと知っていますし、経験もあるつもりです。

その経験を発信していけたらと思っています。


最後に

最後までお読みいただきありがとうございます。
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この記事を書いた人

吉田 和矢 Kazuya Yoshida
経営ナビの運営者であり、合同会社Belinkの代表社員。 また、株式会社VARIEの取締役&CFOとYOGAsalonひよこの共同経営者を兼任。 なんだかんだで前職時代を含めると、財務を中心に中小企業のコンサルを丸9年行っており、今年が10年目です。 詳しいプロフィールはこちら→経営ナビの運営者

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