前月の試算表を翌15日以降に見ている方にぜひご覧になって頂きたい記事です。 試算表は、前月の成績表ですから、早く見れば見るほど効果があります。
今回の内容は、メルマガ版財務講座「実践型!経営者向け財務講座 ~財務に強い経営者が見ている数字のポイント~」で過去に配信した内容を再編集して掲載しています。
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今回は「試算表は経営者の成績表です。早く見て対策を練ることに価値があります」です。(編集前のメルマガは2014年11月12日(水)に配信されています)
試算表を早く見るべき理由とは
数字には鮮度があると良く言われています。
これだけ時代の流れが早い時に、半年前の数字を見て経営方針を決めていたら、時代の流れに対応できません。
かと言って、数字を見ずに経営するなんて無謀以外の何物でもありません。(もちろん、数字が絶対ではないという前提の前提での話です。)
月次で試算表を出していたとしても、1ヶ月前の出来事が含まれた数字を見なくてはいけません。
週次で見なければ次の方針を判断できないという経営者もいらっしゃいました。
にも関わらず、翌々月に見ている方や、翌月末に見ている方が多いというのが事実です。
私がお勧めしているのは、翌10日までに見ることです。
遅くても15日までです。
1ヶ月の成果を早く見たいと思うのが普通
私も自分で会社を経営し始めて、数字を見るようになりましたが、試算表を作るのを作るのはとても面倒くさいですが、見るのはとても楽しみです。
自分たちが1ヶ月頑張った成果ですから、早くみたい気持ちになります。
(数字が悪い時は苦痛ですが…)
その上で当初の計画や予測との違いを検証し、気になる点に改善を入れていきます。
またそれとは別に、3ヶ月に1度くらい大きく方針変更をします。
これが翌月末に見ていたら、1ヶ月でだいぶ状況が変わるので、興味を持ってみることができません。
なぜ試算表を翌15日までに見れないのか
なぜ試算表を見るのが遅いのか、試算表ができるのが遅いからですが、
まず第一に試算表を早く見ることへの価値をしっかりと把握していないことが、1つの要因ではないかと思います。
そして2つ目は試算表を作るのが遅いことだと思います。
請求書が全部そろうのに○日まで待たなければいけない・・・とか、お給料の計算が終わるのが○日だから、それまで作れないとか…
試算表を早く作る理由について、何回か会社のブログに書いているので、ぜひご興味のある方はご覧ください。
→あなたの会社の毎月の試算表を早く作るメリットはここにアリ!
→予算を作り始めて3ヶ月。数字は経営判断をする上で大事な判断基準の1つです。