ご存知でしたか?日本ではおよそ年間3000種の補助金が募集されています。
この補助金を探して、申請書類の作成まで請け負う代行の業者まで出ているくらい、頻繁に募集されています。
大手のみならず、中小企業にもチャンスはたくさんあります。あなたの企業にもピッタリの助成金があるかもしれません。
助成金にも補助金にも共通することは、知っているひとだけが助成金・補助金を得ることができるということです。
知らずに損するのは今日で終わりにしましょう。
この記事の目次
助成金と補助金の違い
助成金と補助金はどちらも、国や地方自治体から支払われるお金のことです。
そのなかでも、一般的には、厚生労働省所管で扱っている支援金、これを助成金と呼ぶことが多いです。
厚生労働省で扱っているこの助成金とは、指定された条件さえ満たせばどのような会社や個人でももらうことができます。
また、返済の必要はありません。
そして、補助金とは、主に経済産業省所管で扱っているものを指すことが多く、研究、開発など専門分野への補助が主です。
そして公募制によって採択されることがほとんどです。
そのため、審査がおこなわれ、条件をみたしていても他の企業に決定することがあり、条件を満たせばほぼ貰うことができる助成金とは少し違ってきます。
簡単に表にしましたので、確認してください。
参考)http://setsuzeinoki.com/subsidy-740
全ての助成金に共通することがら
・返済義務はありません。融資とは違いますので、もちろん、利子なども付きません。
・支払時期は、後払いです。
たとえば、特定の経費の1/3だけを助成するという条件であれば、企業側は2/3だけ最初に用意すればよいのではなく、まず自分たちで、全額支払う必要があります。
支払が終わり、すべての関係書類を提出し、書類の検査が終わって妥当と認められたその後に助成金が支払われます。
書類を提出してから1~2か月かかることがあります。そのため、企業側は一旦、全額その経費を用意する必要があります。
・審査はありません。申請した助成金の条件に、きちんと適っているかどうかという検査はありますが、その検査で条件を満たしているとなれば、助成金がおります。
ただし、支払われる予算が全体で決まっており、希望する業者のなかで、条件を満たした企業が多ければ助成金の支払われる金額が減額される場合もあります。
・採択後検査が義務付けられています。
採択後、助成金が支払われてからも、一定期間の間申請の書類などを保管する必要があり、要請に応じて監査を受ける必要のある場合があります。
また、助成金で購入したものが故障したり、紛失したりした場合には、届出が必要になることがあります。
助成金の申請に役立つサイト
助成金は、放っておいて勝手に情報がもらえるものではありません。
企業側から情報を探さないと、どのような助成金が募集されているのかもわからない、知らないということになってしまいます。
そのために、情報の収集はかかせない活動になります。
その場合に、役立つサイトをご紹介いたします。今回は、特に公共色のつよいサイトのみをご紹介します。
厚生労働省:中小企業を経営されている方へ
このページは、助成金だけでなく、中小企業を経営する人や人事労務担当者の力になってくれるページです。
助成金だけでなく、社会保険などについてもここから調べることができます。
ミラサポ〜未来の企業★応援サイト
このサイトは、中小企業庁が民間へ委託してつくっているサイトです。
お役所の難しいサイトでは読む気が起きないといった経営者の方にも、読んでいただきやすいサイトです。
ここでは、助成金だけでなく補助金についての情報も得ることができます。
また、その他の情報も図やイラストなどを交えてわかりやすく説明されています。
おすすめのサイトです。
J-Net21~中小企業ビジネス支援サイト
・J-Net21~中小企業ビジネス支援サイト あなたのビジネスを、公的機関がバックアップ!
このサイトは、独立行政法人 中小企業基盤整備機構が運営している中小企業のためのポータルサイトです。
このサイトでは助成金や補助金の情報に加えて、企業の情報を発信することのできる窓口も備えているところが特徴です。
こちらから情報の掲載を依頼すれば、審査を経て自社の情報が掲載されます。
無料でできるよい広報活動になります。
こちらのサイトはとても読みやすいうえに、双方向の情報交換がしやすい仕組みになっていますので、情報を得るだけでなく各種の相談も大変しやすくなっています。
KEY LOGのアーカイブ
最後にこのサイトの運営者の個人ブログからの紹介です。
→知って得する助成金・補助金 最大700万~800万貰えるものを知らなくて損していませんか?
個々の助成金
2013年10月時点と情報は多少古いですが、中小企業が使える助成金を具体的に7つにわたって紹介しています。
該当するものを見つけて専門家に相談するキッカケづくりに使える情報になります。
編集後記
今回は助成金についてのご紹介でしたが、いかがでしたでしょうか。
大切なことは、まず情報を得ることです。
どのような助成金があるのかをまず知ることによって、自分たちに合った助成金を選ぶことができます。
また、助成金にあわせて経営計画をたてて、採択されても最後の書類審査をとおらず助成金が支払われないということも、ないとはいえませんので注意が必要です。
しかしながら、資金調達は最大の悩みですので、その一部でも解消され、返済のない助成金は大変な魅力があることも確かです。
ぜひ、賢く選択して上手に公的資金を利用できるようにしたいものです。
*これらの情報は変更されることがありますので、必ずご自身の責任において確認してください。
最初からお読み頂くことをお勧めしています。