投稿者: 吉田 和矢 Kazuya Yoshida
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会計には、原価という考え方と変動費という考え方があると前回の内容でお伝えしました。
売上から原価を引いたものが粗利益額(売上総利益)であり、売上から変動費を引いたものが限界利益でした。
この2つの違いは経費を原価と販売費及び一般管理費に分解するか、変動費と固定費に分解するかというアプローチの違いですが、中小企業はまず変動費と固定費に分解し限界利益で経営判断をしましょうと前回お伝えしました。
今回はその理由といくつかのパターンにおける判断基準についてご紹介します。
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変動費と原価(製造原価)の違いは会社の経営を数字で見る上でとても大切なことです。
今回は変動費と原価(製造原価)の考え方の違いを経営の観点からご説明致します。
これが理解できると、例えば、商品(又は製品)1つおまけしたときの損益の影響や、値引きをいくらまでしたら商品1つをおまけした時と同じ損益への影響額になるか、その商品から撤退すべきか、追加注文を受けるべきか受けないべきかなどの経営判断が数字でわかるようになります。
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前回に引き続き今回もいつもとは少し形式を変えてお送りします。
今回は「社員にも数字に強くなって欲しいのだけれども、何かお勧めの本はないでしょうか?」というご質問をいただきましたので、それに回答させていただくで書いていきます。
誰かの悩みは、他の誰かの悩みです。
他にも同じ疑問を持っている人がいると思いますので、何冊か目的別にご紹介致します。
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利益が出ていない会社ほど、今は将来の投資の時期だからという発言をすることがあります。
利益が出ている会社の経営者は、「投資というのは、利益を出しながらしなければいけない」ということをしっかりとわかっています。
赤字の会社の経営者となると、浪費を投資だと自分に無理矢理言い聞かせいることすらあります。
今回は投資して良い金額の目安を交えながら、投資と浪費の話を書いていきます。
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会社の規模や業績をみるときに年商の規模や、売上の何%が利益なのかをみることがあります。
大雑把に規模や業績をみるときには、年商や売上高経常利益率をみることは正しいですが、自社が適正な経営をしているかの指標として使うことはできません。
自分の事業規模(=売上)に対して経常利益がいくら残っていれば適正な事業なのか胸を貼って答えることはできるでしょうか?
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会計を難しくしている理由の1つに、現金預金などのお金の入金支払と、会計上の収入経費の違いがあります。
お金は入金したのに収入にならないものとお金を支払ったのに経費にならないものを把握することが大切ですが、その代表的なものが減価償却費と借入金です。
今回は借入金について解説していきます。
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パレートの法則とABC分析という言葉は聞いたことはあるでしょうか?
8:2の法則とか、2:6:2の法則などともよばれ、上位20%の人に富の80%が集まるとか、働きアリや蜂のうち、2割はほとんど働いていないなどといわれている話も、このパレートの法則に当てはまる事例として紹介されています。
ABC分析は、パレートの法則と同義で使われることもありますが、ここではその偏りを上位からAランク、Bランク、Cランクとつけ管理する手法で、管理会計で使われるABC分析として説明させていただきます。
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「現状維持は衰退だ!」
こんな言葉を聞いたことはないでしょうか?
また、事業や企業を評価する際に成長率という指標を使うことも多々あります。(金融機関の融資審査に使われる格付けでも、成長性に関する項目があります。)
今回はなぜ事業や企業が成長し続けていかなければいけないのか?についてまとめてみました。
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労働生産性と労働分配率という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
2つは似たような財務指標ですが、考え方が違います。
自社の2つの数値を知っているが、経営にどう活かしたら良いかわからないという方も多いのではないでしょうか?
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前回、借入金や負債が多いだけで会社や事業が潰れることはほとんどなく、支払手形が一番会社や事業が続けられなくなるリスクが高いことをご説明させていただきました。
では実際に支払手形をなくす、または、減らすためにはどうしたら良いのか?
その具体例を今回はご説明していきます。