中小企業の集客において街頭でのチラシ配りやポケットティッシュ配り、新聞折り込み、雑誌媒体への露出などは費用対効果があがらないことが多いと思います。
現在、費用対効果が多い集客の方法はやはりインターネットの活用となります。
この記事はホームページでの集客に詳しい方の参考にはなりませんが、ホームページを作っただけで活用できていない方にとってはヒントになると思いますので、ぜひご覧下さい。
インターネットをつかった集客方法
現代の中小企業の集客方法の主流はインターネットを介した媒体です。
これを見てそんなの誰でも分かるし言われるほどでもないと思われるかもしれませんが、この情報化社会にとってこれ以上に汎用的で効率よく手間も基本はかからないものは、そうそうありません。
チラシなどの紙媒体は受け取った人もしくは、その周りの数人くらいにしか拡散しませんが、ネット上の媒体は老若男女誰しもがいつでも閲覧できます、そして国境も越えて閲覧することも可能です。
ですがあまりにもインターネット上での情報が膨大なため埋もれてしまうので、ネット宣伝は意味が無いと思われる人も多いかもしれません。
そこで今一度インターネット上のサービスを使った集客方法を見つめ直してもらえると幸いです。
ネット上では何をおこなうか?
では少し具体的な話に進んでいきますが、ネット上でおこなう集客に関した宣伝というと何を想像するでしょうか?
ホームページ、ブログ、SNSなどがまず出やすいかと思います。
ですが上記のものを立ち上げても最初から見込み客などの閲覧者は来ませんし、時間を経てもなかなかアクセスは増えないのが現状です。
だからといってやらないという選択肢が正しいわけではありません。
ホームページ、ブログ、SNSは自分の会社(店舗)についてお客様が行き着く最終地点であったり通過地点であったりします。
とくにホームページはその名前のとおりネット上では自分の家なのですから集客の最終地点といえます。
ネット検索ではSEO対策をしていない最終地点にいきなり辿り着くはずはありません。
商店街で言えば裏地の更に裏にあるビルの中にあるようなものです、なのでそこに辿り着かせるためにはどうすればいいかというと、場所が分かるように通過地点に道筋を立てればいいのですが、ここでいう道筋とはブログやSNSとしてURLリンクを標識ととらえてもらえると分かりやすいかもしれません。
ホームページはSEO対策をしないとネットの中に埋もれますが、ブログやSNSは大本となるサービス自体に沢山の人が集まる場所なので、そこに自分の会社(店舗)の内容で立ち上げ、中の紹介文や記事にURLリンクを貼ることで簡単な道筋ができます。
そしてブログやSNS内での交流を頻繁にすることで、ホームページへの誘導率が若干ですが上がるでしょう、しかしここで必要なのはブログやSNSを定期的に更新することです。
新鮮な情報(記事)が無ければ新しい訪問者は増えません。
そしてその情報(記事)の内容はホームページの中にある内容と関連付けることが重要です、簡単に言えばホームページ内にある自分が売りとするキーワードを盛り込むということです。
お客を誘い込む道筋には一貫性を持たせなければ、求めることや気になることと違うと思われ途中で去ってしまいます。
ですので道筋での情報公開は最終地点との一貫性を持たせ、実際に街中にある看板や標識のように簡潔にまとめあげなくてはなりません。
お金をかけて業者にSEO対策を依頼するという方法もありますが、これはネット上での集客を考慮する方にとっては簡単にアクセス数を増やせる方法ではありますが、肝心な道筋を立てる戦略がぬけてしまう手法になり、維持費もかかるため省かせていただきます。
経営者にとって結果は最重要課題ともいえますが、道筋・経緯がしっかりと立っていないと、有事の時の原因追及ができなくなり改善も対策も練れなくなります。
情報には信頼性を持たせる
ここまでで簡単にネット上での集客にかけた道筋を解説しましたが、もちろんまだ足りません。
その中で肝心なことは道筋にある情報の信頼性や信憑性です。
まだ立ち上げたばかりというところに信頼を求めるのは難しい話しかもしれませんが、ネット上だからこそ始めから信頼性や信憑性を少しでも植え付けることは可能です。
それは会社(店舗)の名前や住所や連絡先や他に付随する情報に関することです。
ホームページ、ブログ、SNSなど最終地点や道筋で十分掲載されて一貫性がとれていても、文字だけでは実際のところ信頼性や信憑性の観点からすれば不十分です。ここでおこなうことは実に簡単な方法ですが、ネット上のサービスで地図に掲載することです。
もっと具体的いいますとグーグルマイビジネスのサービスにあるグーグルプレイスに登録することが現状では最善と言えます。
自分の会社(店舗)の情報は既にあるのですから、それを入力するだけなので登録は簡単な上に無料でできます。
掲載までに約2週間位の審査期間がありますが、GoogleMap(グーグルマップ)に掲載されると地図上で実際にそこに会社(店舗)があり検索できるというだけでも信憑性はもってもらえます。
そしてこのサービスには位置情報だけではなく、連絡先、営業時間、紹介文、画像、口コミなども一緒に掲載できるのでそこに同じく一貫性をもった情報を記載することで信頼性が上がります。
そして何より現代はスマートフォンを持ち歩きどこでも検索できる時代です。
そのスマホのOSはAndroid(アンドロイド)が主流の一つです。
そしてAndroid(アンドロイド)はGoogle(グーグル)が提供するOSですので、スマホでのキーワード検索やマップ検索に絶大な効果を発揮します。
ここまで色々と紹介してきましたが、グーグルプレイスへの登録とGoogle+(SNS)の登録を最初に同時におこなうのも一つの手と言えます。
編集後記
ネット集客の方法としては、ネットで検索して出てくるホームページなどを立ち上げ公開するだけで終わりと思われる方や、ブログやSNSでは立ち上げて更新するだけで終わりと思われる方も多いかと思われますが、そこにもしっかりとした起点と道筋と最終地点があり、その経路には信頼と信憑性が備わっていなければならないことをご理解いただき、皆様のビジネスのお役にたてれば幸いです。